第31回キャピラリー電気泳動シンポジウムin鶴岡
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ごあいさつ

この度の東日本大地震により被害を受けられました皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。
東日本大震災および福島第一原子力発電所事故は様々な形で日本の研究活動にも影響を及ぼしています。このような時であるからこそ,研究者間のネットワークをさらに広げていただき、日本のこの研究分野がさらに発展するような大会にしたいと考えています。
幸いにも、鶴岡は震災、原発の被害は受けませんでした。是非ともSCE2011にご参集いただき,活発な科学の議論を繰り広げて下さいますようお願い申し上げます。

2011年5月28日



平成23年2月吉日

謹啓 皆様、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

さて、第31回キャピラリー電気泳動シンポジウム(SCE2011)が2011年 11月9日(水)から11日(金)に慶應義塾大学先端生命科学研究所メタボロームキャンパスに於いて開催されます。本シンポジウムは、電気泳動ならびに関連分野の最先端の研究成果を発表する場を提供する事を目的として、毎年開催されており、大学、企業の研究者、大学院生、学部生が参加し、活発な討議を行っております。 電気泳動装置は、1930年代にTiseliusによって考案され、Tiseliusの弟子のHjertenによって1960年代にキャピラリー電気泳動装置の原型が開発されました。その後、多くの研究者によってキャピラリーゲル電気泳動、等速電気泳動、ミセル動電クロマトグラフィー、マイクロフルイディクス等の分離技術、高感度測定のための濃縮法、検出技術が開発されて大きく発展してきました。特にヒューマンゲノムプロジェクトにおけるゲノム解読の主役となったキャピラリーシーケンサ、近年のDNA、RNA、タンパク質測定の簡便測定技術であるマイクロフルイディクス、抗体医薬品の品質管理に用いられるキャピラリー電気泳動(CE)、メタボローム解析で主流となりつつあるキャピラリー電気泳動-質量分析計(CE-MS)、など生命科学分野でこの測定技術は重要な役割を担っています。

本年度のSCE2011は、初めて東北地方の日本海側(山形県鶴岡市)で開催されることになりました。鶴岡市は、日本海と出羽三山に囲まれた庄内平野に位置し、豊かな自然とさまざまな史跡、文化遺産を有しています。小説家藤沢周平の故郷としても知られており、最近では、たそがれ清兵衛、おくりびとなど多くの映画が撮影されています。また新鮮な魚介類、在来野菜、山菜、果物、お米、日本酒など食物も大変美味しく、湯の浜、湯田川、温海など良質な温泉もございます。是非この機会に城下町鶴岡を堪能して頂ければと思います。

本年のシンポジウムでは、特にCE、CE-MSの応用例を発表して頂くことにしました。産業応用のセッションを設けて、企業でキャピラリー電気泳動技術がどのように使われているか議論します。また最近急速な広がりを見せているCE-MSメタボロミクスの最先端研究も特集します。また特別講演として、慶應義塾大学医学部の岡野栄之教授、東京大学医学系研究科の浦野泰照教授をお招きし、最先端の再生医療と生体イメージング法を紹介して頂きます。 本シンポジウムでは、美味しい食物、自然、温泉を堪能しながら、最新の研究成果を基にした熱い討論を通してこの研究分野の更なる発展に向けたシンポジウムにしたいと思います。是非多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

敬具

日本分析化学会電気泳動分析研究懇談会主催
第31回キャピラリー電気泳動シンポジウム
実行委員長 曽我朋義
慶應義塾大学 先端生命科学研究所